2022年8月の振り返り

月次集計

あっという間に8月も終わり。私の頭の中には、幼いころに自宅にあった1年のカレンダーのイメージが残っていて、それは4か月x3段で1年が表示されているものでした。なので、8月は2段目の終わりの月、9月は3段目の始まり、この1年の最後の1段(4か月)がスタートというイメージです。

8月は、後半が海外出張だったこともあって、日々のワン株買いなどが出来なかったのですが、高配当株を長期保有する方針なので、買い時を逃すことはあっても売り時を逃す、ということはなく、ある銘柄の買い時を逃しても、別な買い時の銘柄を探せばよい、という点で、現在の自分のような仕事の状況にある方にも取り組みやすい投資方法だなと、改めて感じました。

では8月の動きのまとめです。(先月の振り返りはこちら

新規入金額:27,500円
実現損益(売却益)額: 48,702円
(税引き前)

新規入金は優待で頂いた金券相当額の入金やちょっとしたトラブルの保険金などです。保険金は、まさに保険で将来の保険にまわした、という感じがしています。売却は、端株(単元未満株)を含む国内株式を一部売却。これは、試しに数株買ってみた銘柄をふくめて、長期保有に適さない、あるいはもっと適する銘柄があると思われたもののポートフォリオの入れ替えのためです。この7.5万円ほどを再投資に振り向け、一部はすでに再投資済です。

まだ高配当銘柄への投資を始めて1年に満たないので、初期の銘柄選定にブレがあったと思えたり、投資をし続けているうちに、たった半年でも考え方が変わったり、あいまいだったことを明確に考えられたりするようになってくるものですね。そうなると、ポートフォリオに加えておくべきものとそうでないものの判断も変わってきます。こうしたことは、時間が経つにつれて減ってくるのだと思いますが、長期投資なので何があっても持ち続ける、というよりも、自分のミスや判断の甘さ、考え方の変化を素直に認めて、手数料や売却損も含めて、授業料だと思って売却して入れ替えていこうと思っています。なにしろ、まだ初心者ですので。幸い、売却損を伴う銘柄はありませんでしたが。

具体的な8月の売買銘柄と配当の増減は以下の通りでした。なお、米国ETFの積み立て投資もしていますが、それは除外しています。

日本株の2銘柄を1単元づつ売却したので、その分、配当の増分は少なくなっています。ただ9月に入って再投資として別な銘柄を保有していますので、来月にその増分が反映されるはずです。日特建は、キャッシュリッチで財務内容も良いのですが、評価損益が2割を超え、周期的に株価の上下を繰り返す傾向があることから、いったん売却して利確。再投資の原資を得ることにしました。再び安値で仕込める時期が来たら再び保有する可能性があります。エンビプロHDも同様で、リサイクルに関する事業で今後も期待できるように思いましたが、端株ながらいったん一部を利確。リョービは、若干配当利回りが見劣りしていたこと、他の銘柄の方が資金投下効率が良いと思われたので、評価益があるうちに手放しました。

買いの主力は、日本株ではMUFGとヒューリック。前者は引き続き割安値圏にあると思うのと、後者についてはポートフォリオで手薄な不動産関連を少し持っておこうという意図です。どちらも単元でも保有していますが、買い増しです。

米国株では、人気が上がらない通信業VZとT、農業関連のALCOが買いの主力通信株は、短期的には景気減速の影響は受けると思うものの、生活必需品のひとつでもあり、長期では報われるのではないか、という考え方。ALCOは、農業関連なので天候などの影響はあり、短期的には業績も上下するのだと思いますが、直接的な食料生産に関わる事業であり、長い目で見て安定的な事業ではないかと思うことから、こちらも少しづつ買いながらALCO自体の事業への理解も深めていこうという考えです。現状で配当利回りが6%程度あります。

メルカリとSHOPは、配当ゼロですが、株価が大きく下げた後に底値付近で買った時の値上がりがどうなるか、高配当株投資という運用方針とは異なるのですが、高配当株を買うための原資を作る目的で、明らかに下がった銘柄を買って売ってみるテストを少額でしている一環です。先月売却したマクドナルドやウォルマートも同様です。

同じくテストで買ったアマゾンの一部を今月も売却しました。約+20%の評価損益でした。現状は購入時の約1/3にあたる7株を保有していますが、この7株は、もう少し値上がり(戻し)を待つか、まだ決めていません。

このほかについて。HOYAは1株でももらえる非公式(非公表)優待のコンタクトレンズ割引券の取得目的。我が家ではコンタクトレンズは必需品なのです。三越伊勢丹の買い増しも同様で、もう少し割引の優待額を増やしたいと思うのですが、値上がりしてしまい躊躇しているところ。

中外製薬は、配当利回りが2%少々で配当性向40%超と見劣りするのですが、今後の事業成長と増配可能性も考え、まずは端株で数十株程度保有してみようかと思い、9月に入ってからも少しづつ買っているところです。時価総額も大きい大型株で自己資本比率も80%近いことやスイスの製薬大手ロシュ社の子会社であることなどの安心感はあります。業績の推移も美しい右肩上がりのカーブであり、どちらかというと成長株に近いのだとは思いますが、保有しながら様子を見てみようかと思っています。

8月に一番考えさせられたのは、九州電力の減配です。

九電、8年ぶり減配 中間配2.5円減 - 日本経済新聞
九州電力は28日、2020年4~9月期の1株当たり配当(中間配当)を17円50銭にする見通しだと発表した。前年同期から2円50銭減る。中間配の減配は、無配となった12年4~9月期以来。期末配当については、新型コロナウイルスによる影響が見通せないことから引き続き未定とした。中間およ

高配当株投資を始めた頃に割安感もあって、現在までに合計で10単元ほど保有しているのですが、配当管理アプリの配当見込み額が突如減額し、調べてみたところ原因はこれでした。こちらの投稿の冒頭画像にもある通り、配当の4%程度を占める銘柄だっただけに、ちょっとショックを受けました。改めて銘柄分散の重要性を感じました。「主力株」として特定の銘柄に保有を寄せるポートフォリオを組んでいる方が少なくないように思いますが、これも程度問題かもしれない、と思っています。

FIREでよく言われる「年収25年分の金額を4%で運用してその分を取り崩せば投資元本が減らない」というものがありますが、4%の配当利回りを得られる銘柄が25(以上)あるポートフォリオを組むなら、仮に1銘柄がゼロ(破綻・倒産)になっても1年後には元に戻せる、ということにもなるのかと思います

人生の折り返し点を過ぎた自分がいつ死ぬかもわからず、その時に投資に疎い家族に少なくても当面の間、配当を生活費にあてられる安心感を残すためには、主力株を作ると言っても、年間配当額の4-5%までに留めるべきなのかな、と思った出来事でした。もちろん、これは個々人の事情と考え方や、年齢にもよって判断が違う話ですので、あくまで自分の場合はそう考えた、ということになります。

やっていけば行くほど、一口に株式投資と言っても様々だと感じています。さらに(高)配当株投資であっても、何が正解なのかは人ぞれぞれ。他の方のやり方・考え方はとても参考になるし学ぶところが大きいのですが、最後は自分で考えて判断し、その判断の結果をもとに修正が必要なら修正していく、その繰り返しなのだろうなと改めて思っています。

Twitterもやっています(@ukei_site)。よろしければそちらでもお付き合いください。

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